誰かにお花を贈るとき、そこには必ず相手を想う心が添えられている。
同様に、作品を通して和やかで前向きな気持ちをお届けすることができたなら…
そんな想いを込めて《感情の昇華》をテーマに切り絵作品を制作しています。
作品の中にはお花を纏った金魚がよく登場するが、これは「金魚」としての認識ではなく、感情を代弁する“精霊”のような意味合いで用いています。
尾ひれを揺らめかせ泳ぐ姿は、繊細な人の心の動きを表しているように感じられたり…
はたまたドレスで着飾り輝かしく舞い踊るようにも見えたり…
儚くも華やかに煌く“精霊たち”は、世界観を表現する上でとても重要な存在です。
生み出した作品にはそれぞれに小さな物語が添えてあります。
ぜひ作品だけでなくコンセプトについてもごゆっくりご覧いただけましたら幸いです。
どうか作品を通して、見てくださる皆さまの心に小さな灯りがともせますように…
そんな願いを込めながら、作品と共に私自身も成長し続けていきたいと思います。